Tさんとの出会い

こんばんは。

安曇野のゲストハウスWWOOFが連日の大量ゲストで大忙しだったので、記録をつけられていませんでした。

今は阿智村のWWOOF先でこれを書いています。

記録をつけられずにいた期間はあまりにも濃い毎日だったので、問題なく回想できそうです。

5.23のこと。

WWOOFホストが皆お休みだったので、近所の農家さんをお助けすることに。

そこで出会ったのがTさん。

たった半日ともに過ごしただけで、自分の中でいろいろな変化があったように思う。

Tさんは安曇野に移住して約20年。

元々は養鶏のお仕事を10年されていて、青年海外協力隊としてアフリカで養鶏の技術指導を2年されていたこともある。

日本に帰国後、自分の畑を持ちたいと考えて国内を旅して、安曇野に移住された。

驚くべきは本当になんでも自分でやってしまうこと。

自宅の裏手にある山から木を伐りだして小屋を作ったり、ヤギや鶏を育てて肉やミルクを調達している。

栽培されている農作物も多岐にわたり、米・小麦・大豆をはじめ、にんじん・大根・玉ねぎ・ブロッコリー、、、など他にもまだまだ。

午前中は小麦畑の草取りをお手伝いし、Tさん自宅敷地内で建設中のツリーハウスでお弁当を食べた。

高いところから見下ろす安曇野は美しく、完全自給自足のお弁当は絶品だった。

Tさんのお話はとても面白くて、アフリカ生活、害獣との闘い、子供たちと山の関わり、などなど聞いたことのない話ばかり。

それでいて、こちらが話はじめるとじっくりと耳を傾けてくれる。

こんなにもスケールが大きく、謙虚で優しい人がいるとは思わなかった。

Tさんのような人がいることを思えば、これから出会う厄介な大人を受け流せそうだ。

予定の時間を過ぎてもたくさんのことを教えてくれて、作業面や性格面でもストレートに褒めてくれる。

またいつでも来なさい、という言葉とともに握手を交わしてお別れ。

これから生きていくうえで、目指す方向に立ち続けてくれている人であることは間違いない。

本当に感謝している。また必ず会いに行こう。

旅をはじめてよかった。

阿智村でニンニクかぶれに苦しみながら

2025.5.30

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