おはようございます。
題の通り、今日からついにWWOOF生活スタートです。
信州へと向かうバスの中で、この文章を書いています。
退職を決意してから半年、ついに夢見た旅生活がスタートしました。
門出にふさわしい爽やかな晴天に恵まれ、期待に胸が膨らみます。
今回の旅のお供はこの本です。
星野道夫『旅をする木』『長い旅の途上』
柳田國男『信州随筆』
星野道夫さんの上記2作は既に読んでいましたが、旅先でこそ読み返したいと思い、お気に入りの古本屋さんで購入しました。
『旅をする人』である僕は、読み返した時にどんな感情を抱くのでしょうか。
とても興味深いです。
柳田國男さんの『信州随筆』は、以前から読みたいと思っていましたが、なかなか優先順位が上がらずに先延ばしになっていました。
日本民俗学の開祖として知られる柳田國男さんは数多くの著作を発表されていますが、土地の名前を冠する作品は、『遠野物語』『信州随筆』の2作のみだそうです。
心してかからねばなりません。
また、信州は夏川草介さんの作品の舞台になることが多い場所です。
出発前には『神様のカルテ』『安曇野診療記』を再読したので、聖地巡礼の熱も高まっています。
今、ふと窓の外を見ると、神崎川を1艘のシングルスカルが漕ぎ進めていました。
かつて自分が文字通り命を懸けて取り組んでいたボートを見ると、なんとも懐かしい気持ちになります。
練習に明け暮れる日々の中、将来はどこかの大企業でそこそこの給料をもらっているのだろう、と楽観していた未来からはかなり遠いところにいます。
未来の自分に何が起こるのか、本当に分からないものですね。
こうも分からないのであれば、僕たちに必要なものは準備と勇気くらいに思えてきます。
太陽の塔を通り過ぎたところで、そろそろおしまいにしようと思います。
おやすみなさい。
早朝のバスに揺られながら
2024.5.18